Archive for the ‘住宅’ Category

17 5月

1坪洗面室

洗面室の広さは1坪が一般的とされていました。しかし、最近では洗面室を家事を行うスペースとしても利用するケースが増え、1坪以上の広さに余裕のある洗面室が設けられることが増えてきています。

しかし、我が家の新居は1坪しか確保できませんでした。限られた広さではありますが、空間を最大限に有効活用させることで1坪でも十分な広さであるとも実感しています。まず空間を有効活用できるように洗面室の扉を引き戸にしました。最初は建具を設けずアーチ状の垂れ壁で緩やかに間仕切ろうかとも考えたのですが、湿気や冷気の流れ込みを避けるために建具を設けました。引き戸であれば扉を開閉する時のデッドスペースが生まれず空間を利用しやすくなるのです。

そして窓は天井近くの高い位置に横長の窓を設けました。チェーンで開閉できる窓にしたので、窓を物でふさぐこともありませんし、風の通りもしっかりと確保できています。また、壁面を確保できているので収納スペースを確保しやすくもなっています。この窓の下には洗面化粧台と洗濯機を設置しています。これらを横並びに配置すると30㎝ほどの隙間が生まれてしまいます。この隙間をそのままにするのではなく、洗面化粧台と同じ高さと奥行の隙間収納を設けました。わずかな収納スペースのようにも感じますが、タオル類をはじめ、お化粧道具やヘアアイロン、洗濯用洗剤などこの空間内で使用するものをしっかりと収納することができています。

そして、洗濯機の上部の壁面には可動オープン棚を設け家族の下着やパジャマを収納するスペースを確保することができています。限られた空間でもこのように活用させることで利用しやすく、必要な物がきちんと揃う空間が広がっているのです。

12 4月

二つの玄関

我が家は玄関の動線を二つに分けました。我が家のように玄関の動線を二つに分ける家庭は意外と多いです。玄関の動線を分けることでメインの玄関を常に美しく保ちやすくなることです。玄関は家族が毎日出入りするのはもちろん、お客様がまず最初に足を踏み入れる重要な空間です。そこに靴や屋外で使用した物が置きっぱなしにしてあると生活感を与えてしまいますし、出入りがスムーズに行えません。そこで、メインの玄関の横に設けたシューズクロークを家族用の玄関として利用できるように室内への動線を確保したのです。

動線のスムーズさは、出入りを行いやすくしてくれます。加えて、シューズクロークの収納力を重要させることが大事です。家族の靴を大容量に収納できるだけではダメです。屋外で使用する子ども達のおもちゃやボール、ベビーカーに三輪車、旦那さんのゴルフバックなどの趣味道具や子どもが成長したら部活用品を置いたりもできるような広々としたシューズクロークを設けておくのです。

棚にはどこに誰の靴があるかが一目で分かるように整理し、屋外用のおもちゃや洗車用具、アウトドア用品などまで整理できるとシューズクロークがスッキリとします。そして、屋外で使用して汚れていてもサッと片づけられるように土間収納スペースも確保しておくのです。これで靴や物をこのシューズクロークにしまい、そのまま室内へ入ってきます。これなら小さい子どもでも自分の靴や屋外で使用した物を片付け、室内へ入ってくる習慣が身に付きやすく、メインの玄関を常にスッキリと保ちやすくなるのです。二つの玄関で玄関のかおとも言われる空間を美しく保ちましょう。

22 2月

大型のウォークインクローゼット

子供部屋には壁面クローゼット、主寝室にはウォークインクローゼットという形で収納を分散している方も多いと思いますが、家族全員の服を一カ所に集める大型のウォークインクローゼットが人気です。春夏秋冬全ての服を同じ場所にすべて収納することで、真夏と真冬の服を区別する程度の衣替えで済みます。
こうした洋服収納専用の部屋を設けることの主な狙いは、

乾いた洗濯物を各部屋に運ぶ家事の手間が減る
手持ちの服が一目で分かる
親が手本になり、子供にしまい方を見せ、教える事ができる
割り当てられたスペースで、家族それぞれが自主管理を徹底する
しまい方が悪いと、家族に迷惑がかかる事を覚える
などが考えられます。

ただし広ければいいというわけではありません。
衣替えが不要になると、ハンガーに掛けっぱなしでそのまま放置しがちで、何年も着ていない服が紛れている事もあります。服の管理まで放棄してはいけません。クローゼットは服をしまうためにあるのではなく、服を整理して着る服だけをしまう場所ということを忘れないようにしましょう。そのうえで、ハンガー掛けをする服とたたんでしまう服、バッグや装身具などは棚に置いたりフックに吊るしたりなど、アイテムにあったしまい方を選びます。クリーニング店へ持っていく服、部屋着や寝間着を一時収めておけるカゴなども備え、裁縫箱、ミシン、アイロンなど服のメンテナンス用品も収納します。

大型のクローゼットを造る際に気をつけることは、身支度と家事の動線をスムーズにすること、ハンガーバーには幅90cmくらいで区切りをつけ、通路・着替えスペース・引き出しを引き出すスペースを確保することです。

15 1月

中二階スペース

一階と二階を繋いでくれる階段の途中に多目的に使用できる中二階スペースを設けてみてはいかがでしょうか。階段は通常ただの通路としてしか考えられていませんでしたが途中にこのようなスペースを設けることで階段も一つの大事な空間として考えるようになります。

一階のLDKとの繋がりを大事にできますし、二階で過ごす家族の気配をより身近に感じることもできます。一階と二階の距離も縮めてくれるのです。家族がどこにいても常に互いの気配を感じることができるため家族の繋がりやコミュニケーションを一層大切にできるのです。多目的に使用できるようにカウンターを造り付けておきます。大人がパソコンスペースや書斎スペースとして利用したり、子どもがスタディーコーナーやお絵かきスペースとして利用することもできます。

そして、ここには壁厚を利用して壁面収納を設けておきます。広さに限りのある中二階スペースでも収納スペースがあることで、ここで使用するものをきちんと整理することができ、利用のしやすさが高まりますし、一階のリビングに物が散らかりにくくもなります。リビングに子ども達のおもちゃが広がると一気に生活感が溢れてしまいますが、中二階スペースでおもちゃを管理することでその場で広げて遊ぶこともできますし、一階にはおもちゃが散らかりにくくリビングの快適性を高めることにも繋がります。パソコンを使用したり、冷暖房機を使用することを考えカウンター上部と足元部分にコンセントを設けています。

家族がバラバラに過ごしてもいても互いの気配を身近に感じ、安心感を得ながらも個々の時間や家族の時間を大事にできる住まいへとなるのです。階段途中に中二階スペースを設けてみるのもいいのではないでしょうか。

21 11月

外構

建物が完成すると次に外構工事を行います。外構をしっかりと行い、住宅の完成度をより高め、庭で安心して思い切り楽しめる住まいにしたいものです。中でも玄関の門周りは、門扉、ポスト、表札、インターホンなど機能が詰まった場所です。

使いやすさや安全面に配慮する必要があります。例えば、門の幅は、荷物が大きい場合でも自転車と一緒に行き来をする場合でもスムーズに行える広さを確保しておきましょう。また、ポストは雨に濡れることなく郵便物を取り出せる場所に設置し、取り出しやすい高さにしておくことで体に負担がかかりません。

駐車スペースだけでなく家族の台数分の駐輪スペースも確保しておく必要がありますし、インターホンは来客者の顔がしっかり写る位置に設置しておく必要があります。このようにすることで使いやすさが高まるのです。

そして、庭で安心して過ごせるように、またプライベートな時間を楽しめるようにしっかりと気になる視線をカットしながらも防犯面にも目を向けましょう。フェンスの高さやフェンスの種類によって庭に与える印象も大きく変わってきます。室内から見た場合や隣の家の敷地の高さ応じてフェンスの高さを考え、気になる視線をカットしながらも人の気配が感じ取れるように防犯性にも注意が必要です。

また、夜暗くなりがちなカーポートや裏の勝手口部分にはセンサーライトを設置しておくことも忘れてはいけません。一番最後に行われる外構工事は、十分な費用が充てられない場合も多いですが、しっかりと予算配分を行い外構工事まで行いましょう。

25 8月

アーチの垂れ壁で繋がるパソコンスペース

私は家事や育児の合間を利用してパソコンを使い仕事をしています。今まで住んでいた住宅にはパソコンスペースなどなかったので食事をするダイニングテーブルでパソコンを利用していました。食事をする度にパソコンを片付けなくてはいけませんでしたし、コードが伸びて邪魔に感じることも多かったです。

また、食事をする場所と仕事をする場所が同じということで生活のメリハリも損なわれていました。そこで新居ではパソコンに集中できるスペースを希望したのです。子どもがまだ小さいこともあり、パソコンで仕事をしながらも子どもの様子に目が行き届く環境を希望しました。そこでダイニングの一角にパソコンスペースを設けました。ダイニングとパソコンスペースの空間的メリハリを出すために、パソコンスペース部分はアーチ状の垂れ壁を設けて、空間を緩やかにゾーニングしました。このようにすることで空間や生活のメリハリが生まれるだけでなく、ほどよいこもり感が居心地の良さを高めています。

ここに横幅と奥行のある広々とした作業カウンターを造り付けました。パソコンや書類を広げて作業のしやすいよう広さを確保したのです。パソコンを使用するので配線もスッキリとまとまるような造りにしてもらいました。コンセントにおいてもカウンター上部と足元部分と二か所設けてもらいました。正面には横長の窓を設置しています。プライバシーを確保しながらもパソコンで仕事をしながらホッと外の景色を眺めてリフレッシュできるようにしたのです。

カウンターの下にはオープン棚を設けてパソコンやプリンターを収納できるようにしました。上部には扉付きキャビネットを設けて必要な物をきちんと収納できるようにしました。子ども達との時間を大切にしながらもパソコンに集中できるスペースを得ることができました。

15 6月

土地選び

家造りを進めるには、まず建物を建てる土地が必要です。そのため土地探しから始めるという人は多いです。しかし、なかなか自分に合った土地が見つからず家造りが一向に前に進められないという人も少なくないのです。

我が家もこの土地選びに一年近くかかりました。自分に合った土地を探すためには、家を建てる目的を整理しましょう。永住するための家をつくるのか、いずれは住み替えるつもりでいるのかで選ぶ土地も変わってくるのです。それと同時に土地に求める条件に優先順位をつけておきましょう。家族構成やライフスタイルによって土地に求める条件は様々です。自分達が何を最優先させるかで土地が絞られ選びやすくなるのです。

そこで新しい家で暮らしの中心となるものは何かということを考えるのです。子育てや仕事、趣味など各家庭によって暮らしの中心となるものは異なります。ライフプランを考え直すことで自然と土地に求める条件がクローズアップされてくるのです。治安や環境の良さなのか、通勤や通学時間なのか、広さが重要なのか、商業施設や病院が充実している方がいいのかなど様々な条件の中で優先順位をつけておきましょう。

そうして探していく中で気になる土地が見つかれば、必ず自分の目で確かめましょう。一度や二度ではなく、朝・昼・夜の時間ごとにはもちろん、雨の日や晴れの日など気象条件の異なる日にも足を運ぶといいのです。業者の人にこのようにアドバイスをしてもらったことで、土地の見方も大きく変わりました。安いからという理由で購入を決めるのではなく、自分に合った最高の土地を購入しましょう。

16 4月

寝室から繋がる小屋根裏収納

我が家の寝室には、固定階段で繋がる小屋根裏収納を設けています。屋根裏というデッドスペースを利用して収納スペースを確保するという家庭も多いです。一か所に大きな収納スペースがあることで、物がきちんと片づけられ、居住スペースに物が溢れるのを避けられます。

ここにはひな人形や兜、クリスマスツリー、石油ファンヒーターや扇風機など季節もののアイテムを収納していたり、賞状やトロフィー、アルバムなどの思い出の品などを収納しています。使用頻度が低く、捨てられない物を収納するには屋根裏収納は最適なのです。

加えて固定階段で行き来ができるようにすることで、物の出し入れがしやすく、自分が高齢になった時でも体に負担なく物の出し入れが行えます。通常ここに収納するものを管理するのは私です。そのため寝室から行き来ができるようにしたのです。固定階段で行き来のしやすさが高まったことで、収納スペースとしてだけでなく、主人が希望した書斎スペースとしても利用しています。

屋根裏という空間がより身近に感じられるため書斎スペースとしても利用しやすいのです。これがハシゴでの行き来であれば書斎スペースとしては利用していないでしょう。行き来のしやすさはそれだけ重要なことなのです。隠れ家的なスペースが居心地の良さを増しているようで休日は一人でこもって趣味の漫画を読んだり、仕事をしたりしています。小屋根裏を物を片付けるスペースとしてだけでなく、希望するスペースとして利用させるのもいいのではないでしょうか。

8 3月

お気に入りニッチ

壁の厚みを利用して、壁を凹ませ飾り棚として利用したり、収納スペースを確保するニッチが最近非常に人気となっています。我が家の新居にもできるだけニッチを設けました。ニッチはどこの壁にでも設けられるというわけではありません。外壁面は断熱材が入るため設けることができませんし、柱や筋交の影響で設ける位置やサイズが限られることもあります。内壁面の有効に利用できる壁の厚みを無駄にせずニッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。

我が家に設けたニッチで私が気に入っているのが、LDKのアクセントとなっているリモコンニッチです。リビングには照明スイッチをはじめ、給湯スイッチ、インターホンモニターや太陽光モニターなど壁に取り付けるものが多いです。これらを壁に取り付けるとごちゃごちゃして生活感に溢れた印象になってしまいます。しかし、これらをニッチ内に収めることで壁がスッキリとして生活感を感じさせません。目に触れないよういにリモコンニッチの前に扉を設ける家庭もありますが、私は利用のしやすさを優先し扉を設けませんでした。

そして、玄関ホールにはお客様用のスリッパラックのニッチ収納を設けました。利用頻度の低いお客様用のスリッパをニッチ内に収めることで、玄関ホールをスッキリとさせることができますし、このニッチの前にはミラー扉を設けてスリッパが目に入らないようにしました。そのため生活感を感じさせないだけでなく、スリッパにホコリを被る心配もないのです。ミラー扉なので、家族が外出前に身だしなみチェックを行うにも最適なのです。壁の厚みを利用したニッチは、我が家でお気に入りのスペースにもなっています。

21 11月

造り付け家具

テレビ台やクローゼット、本棚に食器棚など生活をする上で欠かせない家具があります。これらの家具を新築やリフォーム時にオーダーメイドで作りこんだ家具のことを造り付け家具と言います。造り付け家具の魅力は、建物の空間に合わせて特注するのでその場所にぴったりのサイズでおさめることができます。

空間に凹凸感がなくなりスッキリとした印象を与えてくれるのです。色味やデザインを統一させることもできるので空間全体のまとまりも生まれます。それだけでなく自分のスタイルや好みに合わせた家具を手に入れることができます。使用する素材や色味、形や収納量など自分が求める家具が手に入るため、家具への満足度も高まりますし、家具への愛着も湧くのです。いつまでも家具を大切に使う心掛けにもなるのです。

我が家はリビングのテレビ台と壁面収納とを一体化させた家具を造り付けました。テレビを設置している両サイドは、オープンシェルフにして飾り棚として利用しています。上部にはDVDを整理できるキャビネットを設けています。テレビ周りにリビングで必要な物をきちんと整理できているのでスッキリとできています。

造り付け家具は地震にも強いのです。壁に家具を固定させた造りにするなど、突っ張り棒や金具などで固定せずに、家具の倒壊などを防止することができるのです。日本は地震大国と言われるだけに、住宅内の安全性を高めるのであれば造り付け家具は最適なのです。しかし、近年では海外で生産された割安の置き家具が多く出回っています。それらと比べると造り付け家具は高いと感じることも多いでしょう。予算に合わせて家具選びをするのもいいと思います。