Archive for 4月, 2013

19 4月

もし住宅ローンを返せなくなったら

あってはならないことだが、もし住宅ローンが返せなくなったらどうすればいいだろうか。歴史的な円高は日本経済、とりわけ製造業は未だ不景気の雨に晒されている。数年前は六百万以上あった年収が、いまや半分程度になっているなんてことも珍しくない。だが、実入りが減っても、出ていく物は減らない。そして特に負担の大きいものが住宅ローンだろう。

住宅ローンの場合、そのまま債務を放置していると、そのまま自宅が競売にかけられる。二束三文で売りに出されるから、残債をすべて帳消しに出来ない場合がほとんどだ。しかも落札者の都合で、家族は強制的に追い出される。だがこれは最悪のパターンだ。

焦げ付きそうな予感がしたら、早めに金融機関に相談するのが最善だといえる。中小企業や個人に対する中小企業金融円滑化法、通称モラトリアム法という法律がある。期間限定のこの法律は、金融機関に対し、借金が払えなくなりそうな人たちの利息の引き下げや返済期間の申し出をなるべく聞いてねというもの。この法律のおかげで、今後の返済計画を金融機関とともに見直すのが容易になったが、申し出に対してうんと言ってくれるかどうかは、金融機関による。

早い段階であれば金融機関も相談に応じてくれる。これらの猶予措置でもどうにも出来ない場合は任意売却を勧められる。我が家にもよくチラシが入っているが、競売と比べて、こちらは希望価格、または相場に近い価格での売却が可能だ。ただ、家の程度にもよるようで、家が傷んでいると、その分売却価格は低くなる。

また任意売却だと引越し時期や費用などの要望が通りやすい。近所に知られないというのも特徴だ。

それでもダメなら最後は自己破産だが、生活上の不都合といえば、信用機関に事故情報が載るので、七年ばかりは新たな借入ができないということくらいだ。

支払う意思がある人は任意整理という手段を選んだりもするが、どのみち事故情報は載るので、無理な返済を続けるくらいなら、自己破産して借金をなくしたほうがやり直しもしやすい。

住宅ローンが払えなくなったからといって、すべてが終わるわけではない。深刻な状況になって、変なところから借金などせず、とにかく金融機関に相談してみるのが一番だ。